ちょっと聞きなれない言葉かもしれません
簡単に言うと車いすの調整をして良肢位を作ること
車いす生活をされている方は基本座った姿勢で一日を過ごすことになります
一日中座って過ごす生活を想像してみてください
お尻が痛そう…って思いませんか(-。-;
はい
お尻、痛くなります…
お尻が痛いと姿勢が更に崩れます
姿勢が崩れたまま座っている事で更に他の場所が痛くなるのは想像に難くないと思います
床擦れが発生する可能性も十分にあります
更にその姿勢が続くことで股関節が硬くなったり
上手く立ち上がれなくなったり
二次的に色々と身体機能に影響が出ます
これを未然に防ぐのが【シーティング】です
生活期のリハビリテーションは回復期リハビリテーションで関われる頻度に比べるとガクンと時間も日数も減ってしまいます
生活期に行えるリハビリの頻度にもよりますが、週1回理学療法士とともに筋力トレーニングを行うよりも
生活の基盤であるシーティングを行い、日常生活を良い姿勢で過ごせた方が効果的なのです
座面の高さ調整1つで車いすの漕ぎやすさが変わります
足で上手く漕ぐことができれば、日常生活での移動がもうリハビリになるというわけです
合わせて背張りの調整や座面の撓み、クッションの選定も重要です
※今は色々なタイプの車いすがありますので、身体に合った車いすの選定から行うことをオススメします
少しでも安楽に生活ができ、かつ少しでも日常でトレーニングが行える環境を作り二次的な弊害を無くしていくために
1時間の個別リハビリ時間を
360時間分の生活リハビリに変える技
それがシーティングです
大事です!