Quality Of Life (クオリティオブライフ)
生活の質と訳されることが多いですが、今日は人生の質ととらえます。
クオリティオブライフはだいぶ世間に浸透した言葉ですね。皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
我々理学療法士は、学生1年生の時にまず初めにこの言葉を習います。因みに僕が二十数年前にこの言葉を習った時は「生活の質」として習いました。同じLIFE(ライフ)なのに、ややこしい。
クオリティ(質)の捉え方ってヒトそれぞれ違います。服だったり食事だったり、少し前は顔面クオリティなんて言葉も流行りましたね^^;
個人で求める質は一つ一つが違います
そう考えると『生活の質』ってかなり広いです
生きてきた(生活してきた)背景がみんな違うので、水準も違う。そこには個性があって、年齢や性別、今の生活環境によっても求める質も違ってきます。
そして生活っていうのは色々な活動の詰め合わせなので、生活全てを網羅出来て『生活の質』って捉えられるんですよね。一つでも生活に欠かせないものが欠けると、質は一気に下がったりします。
根本的に身体や心のどこかに何かしらの不自由があることで思い通りに動けなかったりすると、生活の質は全般的に下がってしまうんです。
つまり、生活の質は今現在の生活全般の本質的な欲求を一つ一つ満たせているかどうかっていうことですね。
買い物に行きたい、外食したい、お風呂にはいりたい、などなどたくさんありますが、ここから更に質を求めるとなるとこうなります。あの服が欲しいから買いに行きたい、あそこのラーメンを食べに行きたい、あそこの有名な温泉に入りたい、、、みたいな感じで質を求めるとより具体性が増しますね。
さらにもっと具体的欲求が高まることで、その欲求が満たされたときに質も高まります。
価値観や生きてきた環境、はたまた現在の環境で、求めるものや理想像は人それぞれ違うわけで個性がある。
先ずは現在の生活の質を上げることが大切なのですが、生活の質はそれを維持することも大切だったりしますもんね。
そこで捉えるのが『人生の質』
ここまで書くと人生の質ってなんだか重たい感じもしてしまいますが…。
生活っていうのはまさしくこれから生きていくための活動ですが、人生っていうと過去も含めた生き様みたいな感覚的なものになります。
ヒトっていうのは全てに満足出来なくても、一つの事が満足できればその時の生活の質全てが上がるっていう事もあると思うのです。これも感覚的に。
その時一瞬でも幸せを感じられた時は人生の質が上がった感じがしませんか?
美味しい物を食べたり、好きな事をやっていたり、気持ちいい温泉に浸かったり、いままで出来なかった事ができるようになったり。
あー、いま幸せだーって感じるのは生活っていうか人生っていう捉え方が合う気がします。
瞬間!
その幸せな気持ちが長続きしなくても、その瞬間の人生の質は高まっていると思いませんか?^ ^
最終的に良い人生だったなと終えられるかどうかの人生の質も大切ですが、瞬間に感じられる人生の質も大切にしたい。
日本語ってややこしいですが、ヒトそれぞれの解釈ができて面白い。
様々な背景の上にその方が求める人生の質が成り立つことを考えながら
明日もお仕事頑張ります^ ^