働かないNEET(ニート)ではありません
このNEATはその逆
Non Exercise Activity Thermogenesis(NEAT)
→トレーニング以外の日常生活でエネルギーを消費させる活動のことを言います
血糖値コントロールのためによく使われる用語です。糖尿病は生活習慣病の一つ。今は健康な方も含めて、予防的知識を身に付けることも有効ですのでご参考までに是非お読みいただければと思います。
NEATと合わせてもう一つ
運動負荷の自己管理をする上でわかりやすいのはメッツ(METs)です。
メッツ(METs)は、身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで表す単位。座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。
家事(種類にもよりますが)は概ね3〜3.5メッツの運動強度に換算できるので、30分普通に歩くのと、30分家事を行うのではほぼ同じ効果となります。
例えば①食事後の食器洗い10分 ②洗濯物干し10分(階段昇降での移動も含めて) ③掃除機10分 それぞれを細切れにでも毎日行う事で毎日の30分ウォーキングと同じ運動負荷という事になります^ ^
健康の維持・増進には、3メッツ以上の活発な身体活動・運動が良いとされるので、ウォーキングなどのトレーニングが難しい日には、男性の場合は「主夫業」を積極的に行う事で奥様にも喜ばれ、トレーニング効果も得られます。まさにwin-win^ ^
毎日主婦業を行われている奥様方はそれだけでもトレーニングになっています!男性の皆様、是非奥様には労いの御言葉を差し上げてください^ ^
NEATでの運動は食後などで上がった血糖値を下げる効果がありますが、それは即時効果(その時だけの血糖値下降効果)なので、現在糖尿病を患っている方が慢性的に血糖値をコントロールするためには定期的なトレーニングも必要となります!筋肉の量と質を鍛え、慢性的に血糖値を下げることができる身体作りを目指しましょう。
メッツに関しての、より具体的な内容は「国立健康・栄養研究所」が出している身体活動のメッツ表をご覧ください。暇つぶしに見ると結構面白いです^ ^
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf糖尿病や血糖値の知識が増えると、自然と健康を意識するようになります。
生活習慣病はまさに生活習慣の乱れが引き起こす病です。
コロナ禍による不活発化も危険因子の一つ。オミクロン株が急拡大してきており外出も躊躇するのではないでしょうか。
働かないNEETではなく、ポジティブな意味のNEATと捉えて、この機会に是非、運動習慣の見直しをおこなってみませんか?^ ^