ここ最近ずっと考えている事があります
20年リハビリテーションの仕事に携わり、沢山の患者さんをみてきましたが、独立してから新たに感じる事や学ぶ事が本当に多い日々を送っています
今までの知識や経験を活かしたサービスを提供するために独立して、『環境に適応する』というコンセプトで活動していますが、本当に大切なのはさらにその先なんだという事もわかってきました
いま考えていることは、障害者が障害者を助けられる社会が広がったら良いなぁと
障害者が障害者を助ける
なんでもそうですが、できないことができるようになるということはそれだけ多様性も生まれます
目が見えない
歩けない
耳が聞こえない
などなど
障害は個性です
なので、人それぞれで障害の程度も違うし、得手不得手もあります
でも何にもできないわけじゃないのです
出来ることは必ずあります
その個性を日常でも仕事でもどう活かせるかが大切です
いま出来ることを手伝うこと
仕事にすること
そう、単純です
生きていると困ることってどんな人でも日々沢山あります
それは日常生活でも仕事の場面でも
耳が聞こえなくても目が見えない人の手を繋ぐことはできるし、歩けなくても外国語が喋れる人なら通訳ができるし、目が見えなくても介護が必要な人のマネージメントができる
挙げれば多分キリがないです
先程も言いましたが障害は個性なので、人それぞれ出来ることも出来ないことも違ってくる
それをお互いに補完しあえる社会
でもこれって、別に障害があろうがなかろうが同じことですよね
障害が無くたって苦手なことは人それぞれ違うわけで、それを周りの誰かが補助する事で成り立っているのが社会です
人は無意識のうちに助け合って生活しています
つまり障害者が障害者を助けるという行為自体はなんら不自然なことでは無いんだと思います
障害者=助けが必要な人
という概念自体を取り払う事が、ノーマライゼーションの本質なのかなと思います
ノーマライゼーションを語るには言葉足らずかもしれませんが、少しずつでもそんな取り組みをして行きたいなと最近考えております