本日はクライアント様からのご依頼で定期受診の診察に同席させていただきました。
保険外リハビリの場合、基本的には医師との連携はクライアント様ご自身に委ねる事になりますが、やはり現状を説明したり質問したりする事はハードルが高く、思うように医師とコミュニケーションが取れないという話を沢山聞きます。
また医療機関でチームを組んでいる時は、診察に理学療法士として同席する事で医師との情報共有がスムーズに可能ですが、保険外でのリハビリにおいてはなかなかそこもスムーズにはいきません。
診察の時などご自身の病状や治療に関する疑問などを上手く伝えることのできない方は非常に多いですよね。
どうしても『お医者さんと話す時は緊張しちゃう…』という方が多いと思いますし、医療的知識が無い中で数分から数十分の診察で理解出来ないことって沢山あります。
診察時だけでは無く、様々な場面で取捨選択をしなければいけない場面も多々ありますが、何が良くて何が悪いかという判断が付きにくいということも沢山あると思います。
判断するためにはある程度ご自身が納得したうえで治療を受ける必要がありますが、専門的な知識が無い中での判断はなかなか難しい。。。
勿論、ご自身の病状や病気のこと、医師から提案されている治療に関してはしっかりとご自身で調べることは非常に大切です。ただそこにも限界はありますので、理解が十分とはなかなかいき辛い。
代わりに、その方の意見を聞きながら代弁者になり医師や病院スタッフ、御家族、地域行政スタッフなどに伝えていくのがアドボケーターとしての役割です。
まだまだ個人情報保護等で発展途上の役割ではありますが、一人一人がより良い医療/介護を受けていくためにもとても大切な存在になると考えています。
これまた地道ですが、引き続き役割の大切さを実践しながら私自身もアドボケーターとしての学びを積んでいきたいと思います。
それにしても久しぶりの大学病院はソワソワしちゃいましたが、元医療人の感覚が蘇る良い現場でした笑